40代、50代で士業開業を目指している人、多いのだろうか?
私は目指した人間だった。
そして実際開業できた。
今回は私の社会保険労務士 開業経緯について書いた。試験に合格した!今頑張って勉強中、そんな人に読んでほしい。 45歳で合格して、47歳で開業した私の言葉があなたの参考になれば嬉しい。
45歳、7回目で社労士試験に合格
私は確か39歳の秋ごろから勉強を始め、1回目択一選択ともに基準点に足りず不合格。2回目から6回目まではすべて選択が1点不足して不合格。7回目、クリアして合格。確か5%弱の合格率の年だった。それが受験の結果だ。
やれやれ、やっと合格した。
素直な感想。1点落ちが連続していた。選択問題が鬼門。解放された。合格発表日は放心状態になったのを覚えている。(笑)
喜んだのもつかの間。ここから私の開業ストーリーが始まるのだ。
社労士として一歩踏み出した私
合格した当時、管理栄養士として正社員勤務をしていた私。合格してもすぐやめるわけにもいかず、社労士会の研修に休みの日に参加しつつ勤務を続けていた。先輩栄養士には研修参加のため休みをもらう都合上、社会保険労務士試験に合格したことは知らせていた。ただそんなことをしていても資格を生かせるはずもなく、私はだんだん悶々とし始めた。
「このままでは、せっかくの苦労が水の泡」
そんなとき、非常勤職員の行政枠募集(社会保険労務士資格保有)を同期合格の社会保険労務士が教えてくれた。社会保険労務士としての勤務。今の仕事よりは社会保険労務士の資格が生かせる。
私は舵を切ることにした。
少しでも資格を生かす方向に向かおうと思ったのだ。管理栄養士のままでは正社員勤務なので時間がとれない。このままでは資格が勲章化してしまう。
社労士の開業前にやったこと
管理栄養士を辞め行政の非常勤職員として働くことになった私。非常勤をしつつ開業準備もしていく作戦である。経験なし、人脈なし、ただ試験に合格しただけの私は足固めから。
そもそもお客さんがいないのだから、やることは決まっていた。人脈を広げること、そう営業だ。
勤務しつつ私がやったことを紹介しよう。
いろいろな経営者の集まる会に出席した。
他士業の先生方の集まりに参加した。
社会保険労務士の大御所にあいさつ回りをした。
私が社会保険労務士を目指すきっかけになった近所の元社会保険労務士の大先生に相談した。
社会保険労務士会の事業に参加した。
こんな感じ。開業して大事になるのは、「営業力」。私はこれが不足というか苦手。
いろいろな社会保険労務士に聞くと、営業が苦手な人はかなり多い印象。「だよね」と私は頷くわけ。
でも当時の私は背に腹は代えられない、やるしかない!で動いていた。友人に言わせるとちょっとしかしてないらしいけど、私にしては、最大限の努力をした。(つもり)
このころは自分的には相当苦痛な時期だった。
でも実際、これらが後々効いてくることになる。こうして書いていて思うけれど、やっぱり人に会うってことは最重要だ。このときの活動のおかげで、他士業の先生方と知り合えた。今現在も仕事をいただいている状態だ。
社労士の最初の仕事は、どうやって来たか
最初の顧問先は、友人のお母さんの勤務先だった。労務相談だけ受ける顧問契約だった。お母さんは私が開業したてで経験がなく、実務知識のない「頼れない」社会保険労務士であることも承知して契約してくれた。「お客をもたないと進歩ないよ」ってね。「なんという有難さ」
今思っても感謝だ。私は人に恵まれている。
社労士の開業後、実際どうだったか
私は開業して8年経つ。そのため当たり前になっていたけれど、思い出せばサラリーマンよりはかなり自由だ。自分で決めて自分でやれる。ここが一番良い。一度これを味わってしまうととてもじゃないけどブラック零細企業時代には戻れない。
(私の苦労話はこちらに書いた。)
収入も私は底辺サラリーマンだったので、当時からいえばかなり増えていると思う。
私の場合は、頑張った分だけ所得が上がる感覚はあった。
士業として責任もってする仕事なのでプレッシャーもある。しかし逆に言えばやりがいもあるわけで、個人的には自由+収入+やりがいの3本柱がバランス良いと感じている。
社労士の開業で、思っていたのと違ったこと
開業当時は「顧問先」さえあれば何とかなるって思っていた。だから無理してでも受けていた。でもこれは違った。顧問先はあれば良い、数が多ければ良いってわけではないのだ。
私との相性、目指す方向性が同じ、これが大事。
ここが違うと関係性は続かない。
だんだん私が嫌になる。(笑) 価値観が大切。顧問先は結婚相手と似てるかも!?と最近は感じている。
お金だけじゃない世界なのだ。
続けてみて、今思うこと
先ほども書いたけれど、自由度は上がる。いつもやっていると当たり前になるけれど、労働者であった時を思い出すとそのありがたさに震える。これから労働者に戻るか?と聞かれればNO!。
でも、良いことばかりではない。士業なので責任が伴う。そして問題案件に向き合うのが仕事なので精神的強さが必要だ。
40代・50代で社労士を考えている人へ
結論、40代、50代でも遅くない。それが士業の良いところだ。実際、私の周りには65歳を過ぎても事業案件だけを受けている人もいる。(社労士会が受ける事業のこと)年齢は資格の可能性を狭めるものではないと思う。そして開業だけが資格の活かし方ではないっていうことだ。無理に開業しなくても良い。お金を得たいってことであれば、行政の非常勤職員として働く手段もある。実際、私も月10日はその形で働いている。勤務は責任が少ないっていうのが良いと思う。時間が来ればきっちり帰宅できるし、部署にもよるけれど勉強にもなる。
勿論開業も良い。それこそが資格の活かしどころだろう。営業力と責任感、ちょっとやそっとの問題ではくじけないメンタルの強さがあれば開業で稼ぎたい人には打ってつけだ。かなり稼げると思う。(私はこの種の人間ではない。(笑))
私の知人はもと証券マン。営業で断られるのは当たり前の強メンタルの持ち主だ。社会保険労務士でも営業しまくって、人も雇って結構楽しくやってるみたい。「顧問先が増えたぁ」って嬉しそうだ。
仕事のやり方は人それぞれだ。
開業して顧問先獲得に命を燃やし稼ぎまくりたい人。
障害年金請求や助成金に特化して、個別スキルを伸ばす人。
私のように、無理な営業はせず、行政と顧問先、他士業の先生からの紹介案件をマイペースでこなす人
行政の非常勤職員だけをする人
いろいろだ。
正解は自分に合った仕事のやり方を見つけること。これに尽きる。
そしていろいろな仕事のやり方があるっていうのが、魅力だと思っている。
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