城まちステーションの駐車場へ|シャトルバスは9時から
雲海を見た後、高梁市内に車で走り降りた私。
備中松山城は歩いて登れる。私は城まちステーション(車の駐車場も兼ねる)から備中松山城まで徒歩で行った。駐車場から天守閣まで、合計40分から50分くらい。ふいご峠までは舗装された道であるが、そこから先は山道と石で作られた階段だ。靴はトレッキングシューズが良いだろう。私はスニーカーを履いていた。上りは問題なかったが、下りでちょっと滑りそうになったのでスニーカーはおすすめしない。
さて、向かうは備中松山城、本体である。
展望台からその姿は確認したものの、どこから上るんだ?
私はナビをセットした。流石に備中松山城はナビにあった。良かった。
どうやら辿り着けそうだ。国道180号から一本中に入ると古い町並みが目につく。
高梁市内、小さい町である。昔からの道は結構細い。
軽四でよかったよ、私。
古めかしい道を駆け上がった先に駐車場があった。くねくねしているのは山道だから仕方ない。ここをかつての武士たちも行き来していたんだと思うと感慨深い。時計は朝7時30分を指していた。ふいご峠までのシャトルバス乗り場(城まちステーションと言うらしい)には職員さんがもう来ていた。出勤時間、なかなかに早い。
元気で気さくなおばちゃん。
「ここからお城まで歩けますか?」
「歩けますよ。1時間もあれば到着します。お城までは歩いて一本道。迷うことはないですよ。歩いてみてください。」「外出て、すぐ右に曲がってください」とのこと。シャトルバスは9時からの運行。そりゃ歩くに決まってる。1時間30分も待つわけないのである。ちなみにふいご峠までのシャトルバスは往復600円(2026年10月に現地の看板で確認した)。所要時間約5分らしい。車で5分、徒歩でも問題ない距離だ。
臥牛山の朝の山道を歩く|ふいご峠まで徒歩20分
元気いっぱいに歩き出す私。
朝の山道は鳥の声、朝日、樹々の匂い。清々しさマックスだ。樹木が美しい。最高に気持ちいい。朝は自然が目覚める時間。朝日を浴びると木々は香り、鳥たちは歌う。みんな朝を喜んでいるかのよう。特にこの森林の発する香りの気持ちいいこと。私は俄然、エネルギーをいただいた。緩やかな坂道で体には負荷が少々かかるけれど、気持ちは上昇していった。

この山は臥牛山(ガギュウザン)という。なんかかっこいい名前だ。牛が臥しているような形をしている山らしい。しかも樹齢100年を超える木々がゴロゴロしている。素晴らしい植生の宝庫だ。城だけじゃなかった備中松山。


ふいご峠に到着|ここから先は徒歩のみ、山道と階段
舗装された道を20分くらい歩くとふいご峠に到着。シャトルバスの終着点だ。ここまでの道のりは緩やかな坂道。自然の美しさを堪能しながら楽しく歩くことができた。
そしてここからは車は入れない。みんな徒歩しかない。

歩けない人はお城に行くことができないだろうなとすぐ思った。足腰元気なうちに行け、備中松山城!である。逆に言うと、足が痛くなくて、普通に歩ける人なら行ける。
眼下に見下ろす高梁の町。お殿様気分をすでに味わう私。

ふいご峠からの道は舗装されていない。山道と階段だ。しかもなかなかの急斜面。階段の一段の高さが高い。これは良い運動になる。登りはスニーカーでも問題なくいけた。

息が上がる。
ふうはぁ、ふうはぁ。
お殿様も楽じゃない。
歩くこと、登ること20分くらいだろうか。
立派な石垣が見えてくる|黒門跡から入城
石垣が見えてくる。

おお、なんと立派な石垣だろう。年代を感じる。
ここですでに私は感動した。
これで到着か?と思いきや、まだまだ先は長かった。(笑)そう簡単にお城には到着しないのである。しばらく歩く。ふうはぁ、ふうはぁ・・・お城はまだ?と心が呟き始める。疲れてきた証拠。
ふいご峠からが結構、本格的な山道だ。こりゃ、厳しい。
ところで昔の人は徒歩で登城したのだろうか?
毎日、これを?ありえない健脚だ。私はふうはぁ言いながら頭は昔の武士のことを考えていた。

城主からの温かいお言葉。「拙者、〇〇県から参った〇〇という者」と名乗ってみたりして。(笑)
いよいよお城か?!期待でワクワクしてくる。

あっ!何やら立派な石垣が立体的に連なっている。
お城の入り口だ。黒門の跡らしい。
そもそもここまでよくこんな大きな石を運んだな。重労働だよ、これは。
ここに立派な門があったんだな。今となっては石垣だけだけど。

黒門から正式に入城だ。
敵を防ぐ仕掛けと、最も古い巨大な石垣|そして天守閣へ
いよいよ城らしくなってきた。目に飛び込んでくるのは敵から城を守るための備えだ。

丸と四角の穴。ここから鉄砲で登ってくる敵を防ぐ構え。何重にも石垣を作り敵を攻撃して天守閣を守る城。お殿様が何より大事だったのがよくわかる。武士たちの主君思いなのには頭が下がる。
そしてまた階段、階段。



そして、ドーン。 大きな石でできた巨大な石垣。

大きな大きな石垣。説明にもあるように最も古い石垣だ。この石たちは備中松山城の歴史を見てきた。大石内蔵助を見たかもしれない、山田方谷の声を聞いたかもしれない・・・いつしか私は石に手を当てていた。君たちはどんな景色を見たのだろうか。

この大きな石垣を抜けるといよいよ天守閣がすぐそこだ。

美しい花も咲いている。

やった!!来たぞ、天守閣。この姿を見たときは感動した。
ここまで来た時には私はすっかり息が上がっていた。やったぁ。登り切った。嬉しさもひとしお。
次回は天守閣と、人気者の猫城主さんじゅーろーとの対面を書きたいと思う。
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こうした体験も、私の中では一本の線でつながっている。その繋がりについてはお金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいことに書いている。

