いよいよ最後のドーパミン的幸福についてである。これで3本柱がそろうことになる。
→①はこちら:「健康な私は間違いなく幸せ」50代が『精神科医が見つけた3つの幸福』を読んで考えたこと【セロトニン編】①
→②はこちら:「一人が好き。でも孤独は嫌なのか?」50代おひとり様が考える人とのつながり【オキシトシン編】②
取扱要注意のドーパミン的幸福 光と闇の両刀使いそれがドーパミン
ドーパミン、光と闇の存在
ドーパミンは、何かをがんばって達成した時にでる自己成長物質。ドーパミンはもっと頑張ろう、もっと成果を出そう、もっと便利にしようという感情とモチベーションを引き出す物質。これが光の側面。
問題はこの「もっともっと」っていうドーパミンの性質。
勉強や運動をもっともっと頑張るのはOK もっと頑張ればドーパミンがでて幸せになれる。問題は酒、ギャンブル、ゲームなど簡単に幸せを感じるものに嵌りやすくなること。
酒を飲んで気持ち良い、もっともっと・・・アルコール依存症。
ドーパミンは依存症の原因であることで知られている。これが闇の側面。
うまく付き合えば、自己成長をもたらすが、ダークサイドのドーパミンに嵌まれば人生が破綻するリスクがある。恐ろしいよ、ドーパミン。
私は酒を飲まないのでわからないが、だんだん飲む量が増えてくると飲む人は言っている。
耐性がつくってこととドーパミンの力だろう。
このちょっと間違うと危険なドーパミン。でも次のことでドーパミン的幸福が手に入ると樺沢さんはいっている。
ドーパミン的幸福を手に入れるには
① お金に感謝する
感謝してお金を使う。するとそのお金をもたらしてくれたお客様に感謝できるし、一緒に働いてくれている仲間に感謝できる。取引先の会社にも感謝できる。
感謝できればそこにオキシトシンが発生する。お金を得ることからはドーパミン、感謝して使えればオキシトシン。この2つで幸せが長続きするとのこと。やっぱりここでも感謝が登場するのか。
いかに素直にはっきりと感謝できるか。ここにかかっているなと思う。
ドーパミンをオキシトシンで抑えて幸せを長続きさせるやり方だ。
② 制限する
制限することで「楽しい」と感じとる能力が復活し、幸福度、満足度がアップした研究があるらしい。つまりドーパミンのもっともっとという性質を抑えることで、その幸福度を長持ちさせる方法である。
③ 毎日の自己成長を味わう
一言でいうと毎日の「プチ成長」に気付けってこと。
ちょっとしたことができるようになっても、ドーパミンは出ている。ただ少量過ぎて気がつかない。
「つらい」「たいへん」に注目してしまう人は、「こんだけ頑張って、これしか成果がでないなんて自分って能力ないな」ってモチベーションを下げて辞めてしまう。
「あかん、これ私のことだ」と自分で書いていて思う。
小さな成長を認め、ちょっぴりでているドーパミンに気付け。
ちょっとでもいいんだって。
ほんの1mmでも前に進んだのならそれは凄いことだ。
自分のプチ成長の感度をあげたい。
・・・どうしたらいいんだろう。
あ、そうか。ポジティブ日記に書けばいいんだ。
④ コンフォートゾーンを出る
コンフォートゾーンとはいつもの場所「快適ゾーン」のこと。ここにいるのは楽でいい。文字通り快適。でもここにいたのでは自己成長がない。
自己成長の定義=昨日できなかったことができるようになる。昨日知らなかったことを知っている。つまりコンフォートゾーンを出なければ自己成長はない。コンフォートゾーンにいるかぎり、いつもの毎日が続くことになる。
チャレンジせよっというとでかい目標を立てがち。
今のあなたの実力と比べて、ちょっとだけ難しい課題。私はそれを「ちょい難」と呼びます。ちょっとだけ難しいけども、必死に頑張れば何とかクリアできるのが「ちょい難」
「?!」
必死に頑張れば何とかクリアできるのがちょい難。何か違和感。
必死に努力してやっとクリアできるレベルがちょい難なの?それってかなり難しいレベルなのでは?と個人的には思った。
私の社労士はちょい難だったのか?
ここはもうちょっと具体的な説明が欲しいところだよ。樺沢さん。
私的には、確かに2年で合格できた可能性もあった社労士試験は「ちょい難」だろう。
でも運の問題と打たれ強さの問題がかさなると難関になる場合がある。
結果、なかなかに手ごわかった。
→社労士試験に7回目で合格した話は50代から資格取得は遅い?社労士に7回目で合格した私が思うことに書いた
私にとっての「ちょい難」はもっと軽いものだ。プチチャレンジ。
社労士試験のように運要素が大きい試験はタイムパフォーマンスが悪い。
何だろうな。私にとってのプチチャレンジ。去年受けた日本史検定2級くらいかな。
試験とは限らない。アップルパイが焼けたでもいいだろうし、ニットセーターが編めたでもいいな。似顔絵が描けたでもいい。また考えてみたい。
「できないこと」が「できるようになる」は、多分とても楽しいことだ。
そういえば、スクワット20回を繰りかえしやっていると20回楽にできるようになった。
今は30回している。これもプチ成功だ。
小さい挑戦を繰り返し、小さい成功を目ざとく見つけて自分の成長を実感する。
実感することでドーパミンを確実に出し、もっともっとと伸びていける。ドーパミンパワー炸裂!ドーパミンパワーは良い方向に利用してこそ幸せ物質だ。
恐れるに足りず、ドーパミン!君を上手く利用してやるぞ!
⑤ 自己肯定感を高める
「自己成長したくない人」の共通点は「自己肯定感が低い」ということ。自己肯定感が低いので「自分に自信がない」。そのため、「失敗して傷つきたくない」という気持ちが非常に強いのです
と樺沢さん。
自己肯定感を高めるのは、人生の永遠のテーマであると私は思う。
日本人は私を含め、自己肯定感が低い。これはおそらく民族的にそうなんだと思う。
特に若い人は低いらしい。
樺沢さんは自己肯定感を高めるには、「安定した人間関係」や「成功体験」を積むことで高まるという。
いずれにしてもこれはすぐに克服できる問題ではない。
コツコツ石の上に積み上げて自己肯定感を高めるしかないと私は思う。
ドーパミン的幸福の最たるもの お金はどう使う?
幸せになるお金の使い方があるという。精神科医が語る幸せなお金の使い方を見てみよう。
・最も効果的なお金の使い方は「自己投資」
これはよく言われている。株などの資産は市場環境によって暴落することがあるが、自分という商品は自己投資し続ける限り、暴落することはないという。
何があっても稼げる力があればそりゃ一番安心だろう。今倒産しても一から財産稼げますっていう人、強いに決まっている。
なかなかそうなれないところが辛いところだ、現実は。こうなるには突き抜けた努力と挑戦の繰り返しが必要と思う。
だからコンフォートゾーンを出て小さくても良いから挑戦せよってことだろう。
まぁ、「これが難しいのよ」って人は一定数いるとは思うけどね。コンフォートゾーンから1歩出ることにエネルギーが必要だから。小さく始める、これが解決策か?
・物ではなく経験を買え
樺沢さんは「情報」「知識」「体験」「経験」を得ることに喜びを感じているという。
私はどうかな。
情報、知識・・・確かに知らなかったことを知ることは楽しい。これは一番の喜びだな。
体験、経験・・・これも確かにいい。行ったことがないところに行く、食べたことがないものを食べる・・・良いかもしれない。これらも私にとって知らなかったことを知るという点で価値がある。
・「お金」ではなく「人」と向き合う
「お金を稼ぐ」ことが目的ではなく、「人の役に立つ」ことを目的にする。そうすると不思議なくらい、後からお金がついてきます。
と樺沢さん。いやいや、わかってるんだけど、どうやったら人の役に立てるのか・・・というより自分を必要としてくれてる人にどうやって「私」を届けるか。
それを目下思案しておるのだよ、私はと言いたい。
そのためには自分を発信しないといけないんだけど、(仕事で言うと営業職)それが苦手だから困ってる。私は。
ほぞぼそとXでは発信してるけどね。ほんとはインスタグラムやfacebook
SNS総出で発信するべきなんだろうけど。(笑)
なかなかね。できてないというか何を発信したらいいのかわからない。
50代でアナログ型の私は、「ちょい古」の人間で戸惑っている。
・お金で買えるのは幸福ではなく安心
これは同意。生活面での安心は手に入る。ないよりあったほうが圧倒的に良いのが「お金」。しかも若いときだとお金でさらに自由が手に入る可能性もある。
ただし、幸せは別。幸せはこの本によると「セロトニン的幸福・オキシトシン的幸福・ドーパミン的幸福」の3本柱。セロトニン的幸福は健康(今そこにある幸せ)オキシトシン的幸福は繋がり(人間関係)だからお金が多くても増えない。
それでも安心が増えるだけでも、お金のパワー最高って私は思うけどね。
物理的に安定することはセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福を積み上げやすくしてくれると思う。
・お金をセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福に再投資する
あなたがある程度お金が得られるようになってきたら、お金はセロトニン的幸福、とオキシトシン的幸福に再投資するべきです。
具体的には健康診断怠らず、大事にすべき人間関係にお金を投入しろってことかな。
健康にお金を投資することは、とにかく基本だろう。
人間関係に投資ってどういうこと?
会いたい人に会いたいときに会うように努力せよってことなのか?
ちょっと考えてみたい。
・お金で時間を買う
これよく成功してる人が言うやつだ。わかっているけど私はそこまでして自分を生かせる道がまだない。だから家政婦を雇って掃除をしてもらうとか、外注してパワーポイントを作ってもらうとかは考えていない。しいていえばAIに手伝ってもらうくらいだ。
自分を生かせる道筋がつけば導入したいと考えている。
・お金について学ぶ
これは大事なお金を増やすため、そして減らさないために必須。私はポイントを貯めることには関心はないけれど、投資は学ばないといけないと考えている。
→投資について書いた記事は55歳から投資を始めても遅くない|インフレに飲まれる前に動くべき理由
物欲と承認欲求 付き合い方が大事というお話
ここからは物欲と承認欲求という幸福に大きくかかわる部分について書いてあった。
私が気になった点を列挙してみた。
物欲、ありますよ。承認欲求?人間なら当然装備されてる欲求だ。専門医の見解が楽しみである。
幸福に基づいた物欲との付き合い方
① 幸福になる物欲の使い方
1マインドフルネス物欲を利用する
「今、それを使っているだけで幸せ」これこそ、「マインドフルネス物欲」です。(セロトニン的幸福)さらに、「そこにいる、あるだけで幸せ」。こちらはまさしくオキシトシン的幸福なので、逓減、劣化しません。つまり、その物を大切に使い続けるだけで幸せになれるわけですから、極めて簡単に幸せを手に入れることができるのです。
そういうことか。樺沢さんにとってはMDノートがそれに当たるらしい。MDノートA4変形を愛用しているようだ。
今の私で言うとニトムズ365デイズノートB4版だな。
A4をモーニングノートで試したことがあるが、デカすぎだった。持ち運ぶにはB4までが限界というのが私の見解。日記を毎日書く私は、何でもかんでもこのB4ノートに書いているし資料を貼っている。この前のエアコンの保証書もノートに貼っている。時系列なので大体の日時を覚えていれば、このノートを探ればだいたいはたどり着く仕掛けだ。
美しいノート。ちょっと高級感のある365デイズノート。確かに持っているだけでテンションあがる物って素晴らしい。
② 「お金」を「3つの幸福」に転化する
お金を使う時、幸福に転化したことを意識するということ。これはこの3本柱が頭に入ってないと難しいなと思った。
スポーツジムの会費は健康に貢献、セロトニン的幸福。
彼女とおいしい食事、美味しいはドーパミン的幸福。彼女が喜べばオキシトシン的幸福。
セミナーや本などの自己投資は将来の成功への投資でありドーパミン的幸福。
一呼吸おいて考えてお金を使うことで、バランスがとれる。意味不明な衝動買いはふせげるだろうな。
③ 「本当に必要か?」と自問する
さきほどの②と関連するが、「自分にとって、本当に必要か?」という問いが大事という話。
「自分は何を学びたいのか?」「自分に不足している知識や能力は何か?」という、自分の「嗜好」「傾向」「意志」が自己洞察できていないと、他人の意見に流されてしまいます。
買い物一つとっても自己洞察がものをいう。私の失敗談を一つ。それはある専門家にお願いした話だ。
私は、専門家にコンサルを頼むとき「実際に必要だ」と思った。成功するまでお付き合いしてくれるという部分が良かった。しかし具体的にどのようなサービスが受けることができるのかまで聞いていなかった。勝手に伴奏してくれるものを思い込んでいた。実際は違った。具体的に、どういうサービスをしてくれるのか、月に1回はミーティングがあるのか、どのくらいの深さの助言がもらえるのか、そういう具体的な内容を聞かずに契約してしまった。
この手のことはちゃんとしているつもりの私でもこの有様だ。
お金を払う以上、遠慮も何もない。しっかり聞いていいし、なんなら聞かないとダメだ。
お金を払う以上、お金を無駄にするというお金に対する非礼はすべきではない。
私は、今はそう思っている。失敗から学べ。
④ 使うことを楽しむ
買うことを目的とするな。それは買い物依存症の人だ。
買った以上それを使って楽しむこと。洋服であれば「着る」ことを目的とし「楽しみながら、喜びを感じながら、そして感謝しながら使っていくことが大事。
そういえば買っただけで着ていない洋服、結構、あるよね。私。
クローゼットを整理して着ていこう、そして着ていることを楽しもうっと。このままでは洋服が可哀そうだ。
承認欲求の暴走を止めるには?
そして次は承認欲求についてだ。
手ごわい「承認欲求」との付き合い方。私も苦労している。
樺沢さんはYoutubeをやっていてフォロワー数をそれなりに気にしていると思う。でも彼は、承認欲求を暴走させていないという。
なぜなら、フォロワーへの感謝の気持ちをわすれないから。そして、リアルな人間としてのフォロワーと交流しているからです。
そうか、樺沢さんは感謝しているんだ。数字と向き合うのではなく「人間」と向き合う。
フォロワーを数字としてしか見ていないと、ドーパミン的幸福が暴走。「もっともっと」と言い始める。一人ひとりの人間として感じると、感謝が生まれる。
私の全く読まれないブログ。それでも時に読んでくれる人がいるみたい。
その一人一人に感謝しよう。
有難しである。
フローは幸福直行便!ミハイ・チクセントミハイ教授のお話
最後に遊ぶことの大事さについて述べていた部分が気になった。
・「遊ぶ」ほどに幸せになる最高のルール
「フロー」はミハイ・チクセントミハイ教授が提唱した概念。教授は「フロー体験こそが幸福である」と、きっぱり言い切っています。没入できる時間を持つことが幸福である。それは人によっては、「仕事」への没入であり、人によっては「遊び」への没入です。
要は没入できれば幸せになれるってこと。
教授によると娯楽には「受動的娯楽」と「能動的娯楽」の2種類があるという。
チクセントミハイ教授は「能力を発揮するフロー体験は人を成長させ、受動的な娯楽は何も生まない」とまで言っています。能動的娯楽は、集中力を高めるトレーニングとなり自己成長につながる。上手に遊ぶことで、「仕事」の集中力を高め、あなたの成功を加速してくれるのです。
とのこと。
能動的娯楽は、読書、スポーツ、ボードゲーム(チェスや将棋)楽器演奏などだという。
ミクセントミハイ教授によると、「集中力を高める」「目標を設定する」「スキルアップする」の3つの条件が揃えば「能動的娯楽」になります。
だらだらアニメを見るのは受動的で、そこから何を学んでどう思ったかを文章化すれば能動的になるかもしれないってことだ。
人間ともすれば受動的娯楽をしてしまうような気がする。なんといっても楽だから。
やっぱ、何かスポーツ、卓球始めようかな。
ピアノもいいな。
そんなことを思う読後であった。
遊びでも、自ら飛び込む能動的娯楽は幸福の源泉になりうる。これはありがたいことではないか?自分が何に没入できるのか。これを見つけ出すことが幸せへの近道かもしれない。
あなたは何に没入するのだろう?
あなたはドーパミン的幸福を手に入れることができているだろうか?
ドーパミンは取り扱いが最も難しい幸福物質だ。すぐに消えてなくなる儚い幸せを与えてくれる。私はこの儚い幸せ、結構好き。だから依存しないよう注意が必要だ。
あなたのドーパミン的幸福にこの記事が役立てればうれしい。
幸せに関与する3つのホルモンへの理解は、幸せへの道をはっきりさせてくれる。
この本を読んで私はそう感じた。
気になった人はぜひ本書を読んでみることをお勧めする。
この本が気になった方はこちらから
精神科医が見つけた3つの幸福(Amazon)
それにしてもなかなかヘビーな精神科医の幸福論だったな。
幸福という目に見えないものについても、科学的に証明出来てきている点は興味深い。今後さらなる研究で明らかになる点も増えていくことだろう。楽しみだ。
こうした気づきも、私の中では一本の線でつながっている。
このブログ全体の考え方はお金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいことにまとめている。
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