お金を使うたびに不安になる。そんな50代の私が、読み終えたらなぜかお金が怖くなくなっていた一冊の話をしたい。
韓国の人の持つ感性は独特だ。
西洋人とは違う。
かといって我々日本人とも、違う。
私は日本人だから、日本人の細やかで繊細で流れるような感性がとても好きだ。
韓国人のそれは、もっと優しい、もっと春めいている、そんな感じだ。
ふわっとしているんだよね。文章が。
以前、韓国の女性のエッセイを読んだ。
そのときも何か違うなと感じた。そして今回も感じた。
韓国人の女性ってもしかしたらとても「優しい」のかな?
さて、本に戻ろう。
まず読みやすいのである。
物語形式だからなのかもしれないが、あっという間に読めてしまう。
引きこむ力のある本だ。
ハビングとは何か
本の核心はこの一言に尽きる。
「ハビングは、お金を使うその瞬間に、それを”持っている”ことを”十分たっぷりと”感じることなのです。どうしたらお金持ちになれるか質問されましたよね?答えはいくつかあると思いますが、これはお金持ちになる最も簡単で効率的な方法です。」
(「The Having」イ・ソユン著より)
どこかで人間の意識は、意識するものを増大させると読んだことがある。
人間が意識して見て、初めて物は存在できるとも読んだ。
まわりで輝く動植物たち岩、土、水すべてが私が見ることで認識することで存在する。
私たちの意識はものすごいパワーを持っているのではないか?!
「無い」ではなく「在る、有る」を意識する。
「持っている」を意識する。
私が今こうしてブログを更新できているのも、私がパソコンを持っているから。
そして更新できるだけの時間的余裕をもっているから。
これって凄いことだ!!!
未来は自分の手でつくる
あなたはクッキーを焼いたことはあるだろうか。
「私たちの未来は小麦粉の生地と同じです。さまざまな可能性として存在するのです。私たちが観察して認識して感じるエネルギーが、生地の形を作るのです。そして完成した固まったものが私たちの目の前の現実になります。つまりクッキーをどんな形にして焼き上げるかは、私たちの手にかかっているということなのです。」
(同書より)
生地は焼く前、どんな形にでもなれる。それが私たちの未来だという。
もう一つ、印象的だったのがハビングモーションのやり方だ。
「右手の人差し指と中指を上に向けて、残りの指を握った。そして中指の側を前方に向けた状態で、その手を右目の前にもっていった。「ハビングの信号を使うとき、この動きをしてみてください。人の体内のエネルギーは額から鼻、口につながる体の中心に沿って移動します。お金の流れがこの指を伝って頭から足先につながると感じるのです。各界のリーダーが信号を判別するのに役に立つといっていました。」」
(同書より)
ネットを見てたりすると、意味不明に購買意欲が強くなり、
不要なものまで買ってしまっていた。
そんな経験がある。
自分の内側に集中、そして私が本当に欲しいものをみわける。
それがハビングモーションといえる。
穏やかさがすべて
穏やかさ、大事だ。
これがないと自分から離れることになる。
感情の荒波に飲まれるとまさに大海の嵐に浮かぶ木の葉になる。
「ハビングのポイントは穏やかさです。真の穏やかさとは、自分の魂が望むことと行動が一致した時に感じられる感情です。水の流れに自然と体を預けて浮かんでいる感じです。この感情こそが、私たちをお金持ちに導いてくれる信号なのです」
(同書より)
不安でも、進み続けていい。
心底頷ける話だった。
匂わないガスのようにしみこんできた不安が、
かつて私の船を沈没させたことがあったからだ。
「不安は自然な感情です。船が波に揺れるようなものです。今、短期的な経済的目標に向かっているのなら、とことん不安に思ってかまいません。ただ、重要なのは、不安に陥って目標を見失ってはいけないということです。私たちは今、お金持ちという目標に向かって航海しているところです。目的地はもちろん本物のお金持ちになることです。航海中は、船体が波に激しく揺れることもあれば、船酔いすることもあるでしょう。問題は、船が難破したらどうしようっと不安に負けてしまうことなのです。船が揺れるのも航海の一部だということを忘れてはいけません。」
「さらに大きな問題は、多くの人が不安なあまり、きちんと進んでいる船の方向を突然変えてしまうということです。そうやってじたばたするほど船は暗礁に乗り上げ、風波にのまれるだけで、本来の目的地からはだんだん遠ざかってしまいます。」
「不安に思っても大丈夫ですよ。自分の感情を怖がる必要はありません。不安や緊張は、がんのように切除しなければならない腫瘍ではありません。それは危険を感知するために先史時代から人類が本能的に育てた防御システムにすぎないのです。今、揺れているにしても、目的地に向かって進み続けていることを忘れないでください。変わらず安全なのです。目的地に到着するまでの過程の一部として不安を受け入れれば、それを振り払うための不必要な行動をとらなくてすみます。」
(同書より)
ソユンの話を聞いて、すっかり安心した。
不安でもハビングをやめなければ、いつかはお金持ちになれるということだった。
不安に飲まれて、きちんと進んでいた船の方向を突然変えてしまう。
じたばたするほど暗礁に乗り上げ、目的地から遠ざかる。
身に覚えがありすぎる話だ。
目的地を見失うな!!!
心のベクトルを自分に向けよ!!!
ハビングノートをやってみよう
大海に浮かぶ木の葉から、大海にそびえ立つ天空とつながる大樹になるための方法。
それがハビングノートだ。
「ハビングノートを書いてみてください。ハビングをどのようにやったか、何を感じたか、短く書き留めておくのです。」
「文章はシンプルな方がよいでしょう。「私はもっている(I have)」で自分が持っているものを書き、「私は感じている(I feel)」で、自分の感情を表現すれば良いのです。」
(同書より)
書き方はシンプルだ。それだけでいい。
本の中で著者自身がこんな例を見せてくれている。
6月19日 I have ローンを返済するお金がある。 I feel お金があると思ったら気分がよくなった。ハビングをやっている限り返済日も怖くない。
6月20日 I have 欲しいダイニングテーブルを買うお金が私にはある。 I feel 欲しかったダイニングテーブルが割引価格で買えて、気分がとてもよかった。このテーブルを囲んで、たくさん笑い合えると思うと今からワクワクする。
(同書より)
ハビングノートなるものにやる気をみせる著者。
同様に私もやってみたいと思った。
これも継続が大事だ。
樺沢先生も、毎日よかったこと3つ書くことを推奨されている。
些細なことの継続。
この重要さを考えるこの頃だ。
この本を読んだのは数年前だった。
当時の私はお金が怖くて仕方なかった。
今は4000万円シミュレーション記事を書くようになった。
それでも読み返すと、
この本が伝えたかったのは「お金」より「安心感」だったのかもしれない。
このブログ全体の視点については→ お金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいこと に書いている。
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