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障害年金は他人事だと思ってた|社労士になって初めて知った”働けなくなる”のリアル

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「障害年金?私には関係ない」
私もずっとそう思っていました。

だって障害年金って、
生まれつきの病気とか、
重い障害のある人の話だと思っていたからです。

でも社労士になって、実際に申請のお手伝いをするようになって思いました。

「働けなくなる」って、案外すぐ隣にいる。

私自身も50代。もし明日突然働けなくなったら…?
そう考えた時、急に他人事じゃなくなりました。

あなたは障害年金のことを知っているだろうか?

意外と知らない人が多いのかもしれない。

障害年金は国が用意している、私傷病で働けない人・生活できない人を支える年金だ。

ある意味とっても頼りになる。

私たち社会保険労務士は、この申請代行を報酬をいただいて実務として行っている。

私も何件か申請させてもらった。

今日は私たちの安心を支える障害年金について書いてみたい。

① 社労士として、一番しんどかった瞬間

その頼れる障害年金の申請代行をさせていただいた経験から私が感じたことを書こう。

私は進行性の難病を患っている方の申請代行をした。
ご本人からの依頼である。
子供のころ発症し現在40代。
ご結婚されお子さんもいらっしゃった。

この病気は徐々に筋肉が動かなくなっていく難病だった。

病歴を聞き取る際、すでに言葉がうまく発せられなくなっているようだった。
聞き取りが終わってみると、小さなお子さんが待っていた。

まだ4、5歳か?

これからのことを考えると仕事に私情は禁物だが、涙が出た。
進行性なだけにつらい。

しかし涙よりも早く書類を作って申請しなければという責任感が前に出た。

本人の現状をみれば、それが私にできるベスト。
同情することじゃない。
泣くことでもない。

この方が困っているのは生活費だ。

もうすぐ仕事ができなくなる。
今は障害者枠で事務をしているが、体幹が維持できなくなりつつある。
そうなれば寝たきり。
仕事は無理だ。

早く障害年金がもらえるよう手続きを進めること。
それを本人も求めている。

私はこの後深夜まで書類を作成することとなった。

取得した書類に目を通す。

ご本人はそんな体調でも、とぎれとぎれながらも
勤務を続けていたことが納付履歴で確認できた。

相当苦労されたようだが、働けるだけ働いた記録がちゃんと残っている。

できるだけ早く、申請しよう。そう決意した。

② 仕事や生活が急に変わってしまった時に支えてくれる制度。それが障害年金だ。

障害年金は、病気やケガで働けなくなった人や生活に大きな支障が出た人を支える制度だ。

私は今まで本当に健康。
だから実感として薄かった。
しかし社労士になって現場を知るとその重さにつぶされそうになる。

健康は本当にありがたい。

そして障害年金もありがたい制度だってこと。

この制度がなければ、そうなった人たちを家族で支えていかなければならなくなる。
それは負担が大きすぎる。

仕事や生活に制限が出てきた人を守る砦。

それが障害年金だ。

もっとみんなに知ってもらいたいと思った。

③ 申請したくてもできない人を、私は見てきた

障害年金を申請しようという方は、自分で障害年金の申請ができない人が多い。

申請が難しいのである。
集める書類も多い。

だから、そんな時に私たち社会保険労務士がいる。
社会保険労務士に頼ってほしい。

私は本人から、
もしくは家族から、
もしくはその人を支える専門家からの依頼で申請代行してきた。

障害年金、まだ知らない人が多いと聞く。

社会保険労務士として、もっと多くの人に知ってもらわなければと感じている。

相談を聞くことが、私の仕事の核心にある。職場でどう見られているかを知った話は、こちらにも書いた。
→私の知らないところで『スナックみけまね』が開店していた話

④ 障害年金をもらえる条件、意外と知らない

最後の砦・障害年金。

でもこれ、誰でも申請できるわけじゃない。ここ重要。

ちゃんと保険料をある要件まで払っていることが必須なのである。
だから国民年金保険料を長らく未納であったりすると、申請できないことがある。

これは痛い。

生活すら思うようにできないっていうのに、年金の申請ができなくなるのだ。

詳しくは年金事務所に聞いてほしい。
ざっくり述べておくと、あなたが保険料を払うべき期間の3分の2以上が納付済みであることが要件だ。

未納期間の長い人を救うため、初診日の前日において、
初診日がある月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければよいことに今のところはなっている。

誰でも申請できるわけじゃない。
ちゃんと保険料を払っていないとダメなことがある。

これは頭の片隅に置いておいてほしい。

せっかく用意された制度が利用できないのは、悲劇だと私は考えている。

⑤ 50代のうちに知っておくべき理由

50代の人たちが知っておくべきことは、社会保険料をきっちり払う必要性についてだ。

50代まだまだ働き盛り。
そんなあなたがある日事故で寝たきりになったらどうする?
民間の保険ではカバーできない可能性が高い。

会社員は厚生年金に加入しているはずなので、未納リスクは減る。

問題は個人事業主など国民年金対象者である。

何かあってからでは遅い。

学生で保険料を払うのが難しい場合は、
学生納付特例制度などの手続きをしておくこと。

これ大事。

ちょこちょこ払うのが面倒な人へ。
一括まとめて払うこともできる。
カードでもOK。
コンビニでも払える。
口座振替もできる。

あ、俺、忘れていた!

あ、私もうっかりしてた!

この記事があなたの気づきになったら幸いだ。

保険料って「取られるお金」じゃなかった。
私は社労士になって、他人事だと思っていたものが、急に自分事になった。
元気な時の自分が、未来の自分を助けるためのお金だった。

健康だけは自信あった私でも、今は「絶対」はないと思っている。

だから私は、払えるうちはちゃんと払っておこうと思っている。

「働けなくなる」不安について詳しく書いた記事はこちら→老後2000万円より、私が本当に怖かったもの

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お金の話は、結局のところ「どう生きたいか」という話につながっている。
このブログ全体の視点についてはお金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいことに書いている。

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