人間ドックと聞いて、身構えたことはないだろうか。今日、私は自分の体の内側を実際にこの目で見て、思いがけない感動を持ち帰ることになった。
朝、快晴。私は今日、人間ドックへ行ってきた。
8時30分からの受付。早朝より家を出た。
昨年、冬に受けているため、1年と半年ぶりである。
健康投資でやっぱり外せないのが、人間ドックだ。早期発見。後から悔やんでも仕方ないので私は重い腰を上げたのである。
ホテルみたいな検診施設
私が今回選んだのは、検診に非常に力を入れている病院の検診施設だ。
ビルの3階と4階が検診専用フロアのようだ。
まず、受付。勿論タブレット。最近こういうの多いよね。ちょっと苦手な私。
受付時に私専用のカードを渡され、検診のたびにそれを担当者に出す仕組み。
バーコードで管理されている。
まぁ、時代の流れね。
受付の後、専用の衣服に着替え体重・身長の測定だ。
名前ではなく番号で呼ばれる。私は「85番」。
私が受け付けしたのは、割と早い時間のためか、半分くらい椅子は空いていた。しかし、帰るころには満席になっていた。検診する人多いなぁ。
それだけ健康への意識が高いのだろう。よきことなり。
85番さん、検査ですよ
聴覚、視覚、心電図、超音波、血液検査、眼底検査・・・番号で呼ばれる。85番はほぼフルセットだ。
流れ作業の製品になった気分。(笑)
85番さん・・はい。
85番さん・・はーい。
検査をしてくれる人は、80%親切。ちょっとマニュアル的な人も20%いた。
でもみんな声は大きく、気持ちよく受診できた。医療機関、がんばってるぞ。
ここからは、検査について個別に思ったことを書きたい。
採血した血に見入った私
血液検査、4本採血した。担当の看護師さんは若い。が、とても上手だった。痛くない。採血後も出血無し、青あざ無し、素晴らしい。
私は針を刺すとき見ていなかったけれど、すぽって感じがした。
血が試験管の中に溜まっていく。
・・・ちょっとどす暗い赤色だった。
何年か前の採血の時は、私の血液、真っ赤できれいって思ったけど、今日はちょっと暗く感じた。
部屋の採光の関係もあるし、私の体調も関係あるのかな?
よくわからない。
若い看護師に「血って思った以上に黒いんですね」と話しかけてみた。
「・・・そうですね。」 ? 反応薄?!
何十人、もしかしたら百人以上?採血するから会話の余裕はないっか?失礼しました。
肺活量検査で褒められた♪
筒状の物体を咥え、息を指示通りに吹き込んでいく。
「小さく呼吸、小さく吸って吐いて・・はーーい、思いっきり吸って吸ってそうそう、はい、ここから思いっきり吐いて吐いて、これ以上息が残ってないところまで吐いて!」
担当の方、凄く大きな声で素晴らしいアシストをしてくれた。結構しんどいぞ。
検査後、
「上手いですね。これ、1回で検査が終了する人、ほんといないんですよ。」
「♪」
褒められたよ。私。確かに呼吸を指示通りにコントロールするのは難しい。呼吸は無意識だから。
私はちょっとだけ瞑想で意識してるので、それが良かったのだろう。
褒められると心に♬が飛ぶのがわかる。
私の胃は美しい。
ハイライトは胃カメラだ。私は最初はバリウム検査を選んでいたが、オプションで胃カメラに変更した。検査後のバリウムの排出が大変だし、精度を考えれば胃カメラだ。
今回で人生4回目の胃カメラ。
私は鼻から検査できる。今回も鼻からでOK。右だ。
私の妹は胃カメラの検査したとき、鼻から通すことができずえらい目にあったという。「2度と胃カメラは受診しない!」言い切ってた。死にそうになるくらいしんどかったらしい。(可哀そうに)
私の身体は有難いことに、鼻からで検査可能だ。多分私も鼻じゃなきゃ、受けることはない。
口からはあり得ないでしょ?!無理~。
他の受診者はどうか?耳をそばだてて聞いてみた。やっぱりみんな鼻。100%鼻だった。だよねぇ。
口からは地獄を見る。
麻酔をしていよいよカメラである。担当医は男性。
「胃カメラは初めてじゃないね。ピロリ菌も除菌済。よし、じゃぁ、そこに横になって・・・」確認後検査開始。
入ってきた入ってきた。
喉を通過するとき、「はい、ここで唾を飲み込んでみて。うん、上手い上手い。もう通ったからね・・・」
「♬」
またしても褒められたぞ。気を良くした私。
しかし、気分が良かったのはここまで、カメラが内部に入っていくと何とも言えない満腹感が・・・
私は、目に涙が溜まったのがわかった。
そして検査中はひたすら唾液をティッシュに排出していた。
唾液って思った以上に出るもんだわと思いながら。
私が体内が見えるように、テレビ画面が目の前にある。
先生が見ているのと同じ画像を私も見ている仕様だ。
お、何か穴があるぞ。唇みたいなあのひだは何だろう?
いつもながら考えている私。
そして、私は内視鏡の検査のたびに思うことがある。やはり今日も思った。
「私の体内は美しい!!」だ。
ピンクなのだ。ほんとうにきれい。カメラの角度によってはピンクの中に血管が見える。そして動いている。
「ここが胃の最後。ここから十二指腸に入るよ」と先生。
へぇ、十二指腸まで行くんだ・・・
3回胃カメラは受けたけど、胃までだったな。初めてだ、十二指腸。
そして十二指腸も綺麗だった。
私はちょいちょいえずきそうになりながら、画面を凝視していた。
そして「胃さん。ありがとう。 身体さん。ありがとう。」念仏のように唱えていた。目の前に繰り広げられる私の体内の美しい映像に見入りながら。涙ぐんだのはしんどいだけじゃないなと思いながら。
受診後、先生から画像を見ながら説明を聞く。
「ポリープもなく綺麗な胃と十二指腸でした。問題ありませんね。ピロリ菌を除菌しているので軽い炎症は見られますが、OKです。」
先生、ありがとうございました。
にっこりの私。
初めて胃カメラを飲んだ時、私は心から感動したことを思い出した。
あれから数年、相変わらず私の体は美しい。
実際に内部を見ると、感謝でいっぱいだ。
そして改めて思ったのだ。
「食べるものは気をつけよう。」私は食べたものでできている。管理栄養士の私が20年続ける、食で心がけている3つのことにも書いた話だ。
私の胃、私の腸、私の細胞はみんな生きている。大事に大事に育んでいこう。
あの映像を見たら、とてもじゃないけど粗末にはできない。「the 命」を目の当たりにした私だ。
自分の体を抱きしめたくなった。
こうして私の検診は無事終了した。私の体お疲れ様。
朝から飲まず食わずだ、サービスのタニタ食堂で昼食を頂こうっと。
詳細結果は2週間後に届く。さて、どうだろう?
健やかな身体でありますように。
ビルの外に出ると正午に近い明るい日差しが目に差し込んできた。
今日は快晴だ。
健康のことも、心のことも、根っこにある不安は同じだと思う。私がこのブログで伝えたいことはお金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいことにまとめている。
この人間ドックの健診結果を並べて読んで思ったことは、体重は減ったのにお腹は太った|57歳・管理栄養士が健診結果を3回分並べて思ったことに書いた。

