12月のしまなみ海道の前に、26km走ってみた|ママチャリで2時間30分
私は12月にしまなみ海道(尾道から今治まで 70km~80km)を自転車で渡ることを計画している。車では走ったことは何度かある。そのたびに思ったものだ。「自転車で走ったら気持ちいいだろうな」と。だからいつかは自転車で渡りたいは私の「やりたいことリスト」に入っていた。今年それを決行したいと考えているのだ。
夏はあの暑さの中で自転車はリスクが高い。秋は同行する甥っ子も大学の休みがない。狙うは冬だ。
そうこう考えてるうちに10月も終わりそうだ。
行動せよ、私。
なぜ予行練習をしたのか|尾道で「しまなみを舐めていた」と気づいた話
以前、尾道旅行の時出会った職員さんに、「しまなみ海道サイクリングコース」の厳しさを聞いた。そして一度、昨年一人でしまなみを渡っている甥っ子も、自転車で練習をするよう勧めてくる。やはり50代がいきなり自転車で約70km~80kmあるしまなみを走るのは無謀なのだろうか?最初は「行けるだろう」とお気楽に考えていた私も、みんなに言われて自分の体力に自信を持てなくなってきた。
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そこで、一度2駅分往復を自転車で走ってみようと思い立った。
コースは「ほぼ平坦」+あえて坂道を2か所入れた
コースはほとんど平坦な道だ。敢えて2ヵ所上りを入れてみた。しまなみの橋の上りを想定してのことだ。乗った自転車は甥っ子のママチャリ自転車。私は自転車を持っていない。彼の自転車は電動自転車ではない。人力だ。
甥っ子は180CMの身長があるためサドルを下げてもらった。前かごにリュックを入れていざ出陣だ。最初はハンドルがブレてよろよろしたがすぐ慣れた。
・・・何十年ぶりだろうか、私が自転車に乗るのは?思い出せない。30年ぶりくらいか?
そうそう、この感覚。風が気持ちいい。最初は日焼けを気にして縁幅のある帽子を被っていたが、邪魔になる。乗ってすぐ被るのをやめた。顔で風を全面に受けるのが自転車だ!
走っていて気がついた。車では凹凸はないようでもアスファルト舗装はあちこち傷んでいる。段差がいっぱいだ。そのたびに必要以上に自転車は音を立てるし、私の体は上下に揺れる。
お尻が振動をもろに受けた。アスファルトが掘れてるところなんかにタイヤが入ると、ハンドルを取られて方向が固定できず、田んぼに落ちそうになる。危ない、危ない。自転車、危ない乗り物だよ。
平らな道は楽勝。坂道は立ちこぎ。下りはブレーキをかけながら慎重に。
50代、久しぶりのサイクリングにドギマギである。
先に来たのは太ももだった|最初の坂のあとと、帰りの1時間15分ごろからのお尻
さて家を出てから40分経った辺り、最初の坂道だ。この鉄道を越えると坂道が見えてくる。

数回ペダルを座って回したあとは、立ちこぎである。
数えてみた。80こぎして上ることができた。最後は息が上がっていた。太もものだるさを覚えていた。やっぱり問題は坂道だ。しまなみっていくつ橋があるんだっけ?そんなことを考えていた。上りの後は下るわけで、ここは気分よく走り降りた。
一度太ももがだるくなると、次、ちょっとした坂道でも息が上がるようになる。持久力低下か?
ゆっくり前進する私。
50分後、コンビニが見えてきた。ここらでトイレに行って一休みしよう。あれ?鍵が掛からないぞ?やり方は借りるときに聞いていたんだけど、最後までロックが回り切らない。何度かやったけど駄目だった。古い鍵だから使い方にコツがあるのだろう。諦めた。
トイレはそこまでではなかったため、私は休むことはやめて進むことにしたのである。借り物の自転車が盗難されては目も当てられない。ほんとは水を飲みたかったけど、トイレに行くことになるのでこれもやめておいた。私は今回水は持参していたけれど、結局飲まなかったのである。(みなさんは水分補給してくださいね。)食べ物は持参していない。勿論、本番では水はきっちり摂取予定だ。
さて、このコンビニを過ぎると道は細くなった。

昔のメインストリートだ。古い民家が並ぶ。なかなかに趣深い。いつもは電車で通り過ぎて、電車の窓から見るだけの景色。その中に私はいた。
不思議な感覚。そして電車から見るのと実際自転車で走るのとでは全然違った。私は家を7時45分ごろに出発しこの辺りは8時40分ごろ走っている。土曜日だったので車は平日よりはずっと少ないと思われた。時々すれ違う自転車乗りたち。みんな高齢者だった。よろよろ蛇行しながら走る人、ゆっくり前進する人、いろいろだ。古い家が多い。住んでる人も高齢者が多いんだろう。土曜日といえど、この道幅にしては車が多い。おじいさん、おばあさん気を付けてね。と思った。
私は、歴史を感じる細い通りを抜けた。

ちょっと開けてきた。もう目的の駅が近いな。商店街だ。日差しをさんさんと浴びていて、晴天だったので明るい印象を得た。以前は古い商店街で、閉店してる小売店も多く暗いイメージだったけど。
この町も新しく頑張ろうとしてるのかもしれない。
朝日を浴びていたためか、古い町がやる気に満ちているように見えた。
目的地の駅到着。ちょうど9時を回ったところだった。よし、帰ろう。
帰り道、急に気がついたけど「お尻が痛い」。1時間15分も衝撃を小刻みに受け続けると、流石に大きな私のお尻も痛くなったようだ。「しまなみ海道を自転車で行く」というと多くの人が「お尻が痛くなるよ」とか「尻の皮がむげる」とか言っていたけど、このことか。1時間15分でこの痛みだ。対策が必要だと感じた。パッド入りインナーパンツを試してみる予定だ。
帰りは目的を達したためか、往路よりテンションが下がっている私がいた。道順を途中で変更し、往路とは別の団地越えを入れてみた。坂道である。
立ちこぎスタイルで半分までは行ったのであるが、車が来たためブレーキ。それで減速してしまい、再度加速できなかった。かなり疲労していたのだろう。私は諦めて自転車から下り、押して坂道を上った。今まで自転車を押して坂道を上った記憶がないのでちょっと悔しかったけど、仕方ない。
一度減速すると坂道で加速することは難しい。
「思ったより早かった」と言われた|結構走れる自分の発見
さて、団地を越えると下り坂。妹宅まであとわずかである。妹宅についたのは10時過ぎ。
「意外と早かったね。」妹に言われる。
「順調だったね。」甥っ子にも言われる。
「確かに・・・思ったより早かったよね?!」
私自身、2時間30分で26km強、結構あっという間だったなという感じ。
今回は電動ではないママチャリでこの疲労感。
しまなみは40KM地点で一泊するつもりなので、多分大丈夫。行けそう。そう思った。
しかもしまなみ海道では電動を借りる予定。
いまだに電動自転車に乗ったことはない。どのくらい楽なのかもわからない。でも電動っていうくらいだから、多少は楽なんだろう。
私はしまなみ海道に前向きになったのである。「行ける」感触をつかんだのだ。
本番は70〜80km|26kmで分かったことと、まだ分からないこと
今回の予行練習で分かったことは、やはり「お尻」は辛い。そして坂道では太ももを使うってこと。
26kmでこの感覚。1.5倍の40KMとなるとあと1時間くらいか?
できれば片道20KMを試した方が良いかもしれないな。
できるかどうかわからないけど。そう考えている。
持ち物として、当日はメガネ(日よけ、風よけ)があったほうが良いと思う。紫外線から目を守る意味でも必須だ。そして手袋。これも必須。帽子は無くても良いな。風に飛ばされるかもしれないし。
天気によってはカッパも必要だ。オリンパスカメラを持参するからカメラの防水対策もしなくっちゃ。ところでカメラはあの振動に耐えれるのか?いろいろ、やるべきこと揃えるべきものが見えてきた。
2時間30分のサイクリングの後のアイスコーヒーはまことに美味だった
へとへとになって辿り着いた私に妹がアイスコーヒーを作ってくれた。
これが何とも美味だった。身体を動かすことは「美味しい」を与えてくれる。運動はきついけれどそのあとの食事が最高においしいっていうのが、ちょっとわかった瞬間だ。
妹宅から我が家まで、歩いて5分くらい。
歩き出した私の足は、「疲れた、休ませろ」と言っていた。
快晴の秋の日差しは、運動後の私にはとても心地よかった。自転車って良いな。一人笑っていた。
同じ一人旅の前の記録:【尾道ひとり旅】50代女性が実際に歩いて感じたこと|浄土寺・尾道浪漫珈琲・造船所
こうした体験も、私の中では一本の線でつながっている。その繋がりについてはお金の話ばかりじゃない理由|50代おひとり様がこのブログで伝えたいことに書いている。
この次に、本番に向けて買うもの・調べたこと・不安なことを書いた記録は、50代、しまなみ海道を走る準備|買うもの・調べたこと・まだ不安なこと。

